4枚のカード\( \fbox{0},\fbox{2},\fbox{2},\fbox{4} \)があるとき,この4枚のカードを並べてできる4桁の数のうち11で割り切れるものは全部で\( \fbox{①} \)個あります。
また,5枚のカード\( \fbox{0},\fbox{2},\fbox{2},\fbox{4},\fbox{6} \)があるとき,このうちの4枚のカードを並べてできる4桁の数のうち11で割り切れるものは全部で\( \fbox{②} \)個あります。ただし,\( \fbox{6} \)のカードを上下逆にして\( \fbox{9} \)として用いることはできません。
11の倍数判定法を知っていると簡単に求まります。ここでは、11の倍数判定法を知らなかった場合として桁バラシで解いています。
[前半の問題]2ABCと4ABCの場合に分けて調べてみます。
\( 2000=11 \times 181 + 9 \),\( \rm{A} \times 100=\rm{A} \times 9 \times 11 + \rm{A} \)なので \[ 9 + \rm{A} + \rm{B} \times 10 + \rm{C} = 11の倍数 \] 0,2,4を当てはめると\((\rm{A,B,C})=(0,2,4),(4,2,0) \)が見つかります。
また,\( 4000=11 \times 363 + 7 \),\( \rm{A} \times 100=\rm{A} \times 9 \times 11 + \rm{A} \)なので \[ 7 + \rm{A} + \rm{B} \times 10 + \rm{C} = 11の倍数 \] 0,2,2を当てはめると\( (\rm{A,B,C})=(2,0,2) \)が見つかります。以上,3個と求まります。
[後半の問題]2ABC,4ABC,6ABCの場合に分けて調べてみます。
\( 2000=11 \times 181 + 9 \),\( \rm{A} \times 100=\rm{A} \times 9 \times 11 + \rm{A} \)なので \[ 9 + \rm{A} + \rm{B} \times 10 + \rm{C} = 11の倍数 \] 0,2,4,6を当てはめると\((\rm{A,B,C})=(0,2,4),(4,2,0),(0,4,6),(6,4,0) \)が見つかります。
また,\( 4000=11 \times 363 + 7 \),\( \rm{A} \times 100=\rm{A} \times 9 \times 11 + \rm{A} \)なので \[ 7 + \rm{A} + \rm{B} \times 10 + \rm{C} = 11の倍数 \] 0,2,2,6を当てはめると\( (\rm{A,B,C})=(0,2,6),(2,0,2),(6,2,0) \)が見つかります。 さらに,\( 6000=11 \times 545 + 5 \),\( \rm{A} \times 100=\rm{A} \times 9 \times 11 + \rm{A} \)なので \[ 5 + \rm{A} + \rm{B} \times 10 + \rm{C} = 11の倍数 \] 0,2,2,4を当てはめると\( (\rm{A,B,C})=(2,0,4),(4,0,2) \)が見つかります。以上,9個と求まります。